家具から始める理想の住まいづくり ~休日を幸せに過ごすために~
理想の住まいと家具の関係性
家づくりにおいて、どの部分に「こだわり」を持つべきか悩む方は多いでしょう。間取りや壁紙、照明など、家の要素はさまざまですが、住空間の中心となる家具に注目することが、理想の住まいを実現する大きな一歩になります。
家具はその空間の「主役」となる存在です。特に「満足を超えた感動」を求めるなら、デザイン性や歴史、品質にこだわった家具を選ぶことが重要です。今回は、イタリアの高級家具ブランド「カッシーナ」に注目し、家具を起点とした家づくりの魅力をお伝えします。カッシーナは私も仕事で取り扱うことがあるメーカーで、たまにお客様のお住まいでもお目にかかります。都内にあるショールームもほかのメーカーと比べても特徴が際立っており、一度は体感していただきたいと思うブランドです。他のブランドと一線を画す、シンプルさとエレガントさが同居した、特別な雰囲気を感じることができると思います
カッシーナの歴史と特徴
イタリア発の名門家具ブランド
カッシーナは1927年、北イタリア・ミラノ郊外の小さな町メーダで創業されました。100年近い歴史を持つカッシーナは、モダンデザイン家具の世界的な先駆者として知られています。
ル・コルビュジエとLCシリーズ
カッシーナのアイコン的存在「LCシリーズ」は、ル・コルビュジエが手掛けた家具デザインの集大成です。その中でも「LC2 ソファ」は、装飾性を排除したミニマルデザインの極致といえます。
デザインの巨匠たちとカッシーナの名作
マッキントッシュの「ヒルハウス1」
スコットランド出身のデザイナー、チャールズ・レニー・マッキントッシュが手掛けた「ヒルハウス1」。直線とシンプルな装飾が調和した作品でありながら、その存在感は圧倒的です。
リートフェルトの「レッド&ブルーチェア」
オランダの建築家、ヘーリット・トーマス・リートフェルトによる「レッド&ブルーチェア」は、赤、青、黄色、黒の鮮やかなコントラストが特徴です。
ジオ・ポンティの「スーパーレジェーラ」
1957年に誕生した「スーパーレジェーラ」は、世界一軽量なチェアとして知られています。重さわずか1.7kgという驚異的な軽さと、美しいシルエットが特徴です。
住まいを整える家具選びのポイント
1. 機能性とデザイン性の両立
家具は実用性が求められる一方で、住空間全体の雰囲気を左右します。例えば、カッシーナの「LC2 ソファ」は、座り心地だけでなく、そのミニマルな美しさが空間を洗練させます。
2. 長く使える品質
高級家具は初期投資が高く感じられるかもしれませんが、その耐久性と timeless(時代を超えた)デザイン性を考えると、長期的にはコストパフォーマンスが高い選択といえます。
3. 家具から空間を考える
住空間の設計を家具を中心に進めることで、より統一感のある「住まい」が生まれます。カッシーナの家具はその象徴的な存在感から、他のインテリアを引き立てる役割も果たします。
まとめ:カッシーナから始める新しい生活
休日を幸せに過ごすための家づくり。その第一歩として、「家具から考える」というアプローチは、新しい気づきと感動をもたらしてくれます。カッシーナの家具は単なる道具ではなく、暮らしにアートや歴史の深みを加え、日々の生活を豊かにする存在です。住まいの主役になれる存在だからこそ、その家具にふさわしいスペースを用意する必要があります。美術館で窮屈な場所に展示されている作品というのはあまりお目にかかりませんよね?ふさわしいスペースを用意することは何よりも大切です。
理想の住まいを手に入れるために、ぜひカッシーナを入り口に「家具から始める家づくり」を検討してみてはいかがでしょうか?まずはショールームで、デザインのすばらしさを体感してみてほしいです。
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